日本画美術記念館「草文」閉館のお知らせ

日本画美術記念館「草文」は,3月31日をもち,閉館いたしました。

開館から20年を経て,体力の限界に加え,家族の勧めもあり,このように判断いたしました。

北山の地に御訪問していただいた皆様,当館を支えていただいた多くの方に心からお礼申し上げます。

末筆になりますが,皆様の今後ますますの御健勝と御多幸をお祈り申し上げます。


日本画美術記念館「草文」館長  泊 掬生

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「偲ぶ・シャリー・テンプル・ブラック」展

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1928年(昭和3年4月23日)カリフォルニア州サンタミニカに生まれ3歳にして天才的才能をもち,ハリウッドの名子役リトルスターとして映画「歓呼の嵐」でデビュー,100万ドルの希望のシンボルマークは「えくぼ」と「55コのカール」でした。

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当時のルーズベルト大統領も大感激!その当時アメリカは株価の大暴落,この大恐慌を乗り切れが最大の難題であった。

1935年(昭和10年)来栖三郎ベルギー大使に同行した私の父・泊 節 は,ハリウッドを訪ね人気絶頂のテンプルちゃんへ博多人形をプレゼントする。大喜びしたテンプルちゃんはお礼として将来再会の約束をし,自筆のサイン入り写真2枚を父にプレゼントされ帰国。

1952年(昭和27年)チャールス・ブラックと結婚し「シャリー・テンプル・ブラック」と。

1969年(昭和44年)ニクソン大統領はテンプルを国連代表に任命。

1974年(昭和49年)フォード大統領はテンプルをガーナ大使に任命。

1989年(平成元年)チェコスロバキア大使に任命。

テンプルちゃんに会いたかった父・節は,その願いもむなしく1983年(昭和58年)3月に他界。
その経緯と半世紀を経て,セピア色した2枚の写真をこれまでの経緯を記し,掬生はテンプルさんへ贈る。
テンプルさんは大感激!1983年11月56歳の近影写真と文書がお礼として贈られる。

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シャリー・テンプル・ブラックは2014年(平成26年)2月10日85歳にて,サンタモニカの自宅で天国へと旅立つ。
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偲ぶ 椋鳩十と曇華他の水墨画展

椋鳩十(久保田彦穂)1987年(昭和62年)82歳他界
ポッポ,ヘチマ
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@ 椋鳩十の世界・・・たかし よいち
A 久保田先生と女学生
B 「紀要」・・・椋鳩十の人と文学
C 「追悼」・・・椋鳩十さんと8名
D 第4回,第6回 椋鳩十 祭
E 椋鳩十を偲んで・・・新納教義


曇華(菅原時保)1956年(昭和31年)91歳遷化
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鎌倉建長寺(巨福山)の高僧。「富士の山」を「達磨」として表現される。
@ 「不動八風吹」「常是如」「世界の吉峰」
A 「至誠」他多数の遺作


展示会について
@ 場所  姶良市北山3770−22 日本画美術記念館文花の苑「草文」
   Tel&Fax 0995−68−0077
A 休館日 水曜日
B 入館料 大人500円 小人300円(小人 土日祝無料)
C 期間 平成26年3月29日〜5月29日

posted by 「草文」館長 at 21:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

南日本新聞掲載「椋先生の功績に光を」

「椋先生の功績に光を」
平成26年1月4日付 南日本新聞掲載

『姶良市で日本画美術記念館を開く元教員の泊掬生さん(77)は,児童文学作家の椋鳩十さん(1905〜87)の直筆の書を大切に保管している。

 尊敬する椋さん本人から贈られた宝物だ。

 書を含めた椋さん関連の資料を展示して顕彰しようと,企画展を計画中だ。』

記事の詳細については,下のファイルをご覧ください。

H260104Minami.pdf
posted by 「草文」館長 at 16:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作品紹介

「世界文化遺産富士の山」・日本画他に見る特別展

 「世界文化遺産富士の山」・日本画他に見る特別展
   ・・天女羽衣・「一富士二鷹三茄子」

平成25年11月17日(日)まで開催

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posted by 「草文」館長 at 16:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作品紹介

能画幽玄の美「静御前・巴ご前」他,伊藤熊彦版画の醍醐味展

能画幽玄の美「静御前・巴ご前」他,伊藤熊彦版画の醍醐味

を開催いたしております。

時期 平成25年 5月23日(木)まで 

場所 日本画美術記念館・文花の苑「草文」

連絡先 0995−68−0077

初代総理大臣,伊藤博文の孫で,福岡県福津市の美術館「サンストン」館長の熊彦さんの版画など約30点を展示します。

ぜひご覧下さい。 

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posted by 「草文」館長 at 22:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作品紹介

盛秋 松井黎光・西村草文 展

開催日 平成24年10月20日(土)〜11月25日(日) ※毎週水曜日が休館日です。

開館時間 9:30〜16:00

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松井 黎光


本名・松井貞夫は,明治33年薩摩川内市入来町に誕生。

16歳にして日本画修行のため京都へ。

谷文晁の一派・荒木十畝に師事。

大正14年病のため郷土入来町に帰省。その間戦乱激化し安住の地を求め,鹿児島市薬師町・原良町そして磯に平之町と居を転々と移す。

焼酎大好きな人生も昭和49年74歳にて極楽へと旅だつ。

京都の画壇は「命あるものをたいせつに!」のお釈迦様の信念を基本として生物を描いている。山水・花鳥風月に人物像と・・・。

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  西郷 隆盛

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西村 草文


本名・久保芳は明治2年山口県に誕生。

幼少より書画に志し京都四条派の谷文晁の筆意を慕い,その後,久保田米僊に師事。

日本画の中でも能・狂言画を得意とした。

「羽衣天女」・「源義経」・「静御前」に「紅葉狩り」・「東方朔西王母」・・・と。

息子の圭文も同じ四条派で研鑽に励む。

どの作品も黎光画伯と同じくお釈迦様を尊敬し「命あるものをたいせつに」を基本としている。

父・草文は圭文にその手法を伝授しなかった。なぜなら個性が発揮できずコピー(現代の塾)を嫌ったのである。

親子の作品を比べるとその様がよく理解できる。

草文は昭和15年2月71歳にて「眠るが如く入滅スル」。

私の父,泊 節(とまりみさお)は軍人で佐世保にて迎・表具師と親交深く,その方の紹介で親族並みのお付き合いが始まり多数の作品を預けられた。

どうぞ生誕100年を過ぎた両画家の作品をご堪能下さい。

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posted by 「草文」館長 at 22:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作品紹介

祝 新幹線開通記念 中之間国隆氏を偲ぶ「驀進するSLの雄姿」

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祝 新幹線開通記念

 中之間国隆氏を偲ぶ「驀進するSLの雄姿」


新幹線の開通を記念して,表題の企画展を開催します。

期間:平成23年9月27日まで

場所:鹿児島県姶良市北山3770−22
    日本画美術記念館 文花の苑「草文」
posted by 「草文」館長 at 08:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作品紹介

没後35周年「松井黎光を偲ぶ」展

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松井貞夫(雅号 黎光)は,明治33年薩摩川内市入来町に生をうける。

16歳にして日本画修行のため上京。

谷文晁の一派 荒木十畝に師事。

大正14年,病のため郷土入来町に帰省する。

その間,戦乱激化し,安住の地を求め,鹿児島市薬師町,原良町,そして磯に平野町にと,転々と居を移す。

焼酎大好きな人生も,昭和49年1月6日,74歳にして極楽へと旅立つ。

山水,花鳥,風月に人物像と,多くの秀逸な名作を遺した。


今回の偲ぶ展は,原良町在住のころ親交の深かった同町の校長,故中野重雄氏の妻フヂヱ様,そして,上竜尾町の一級表具師,松下新一郎氏に,文花の苑 日本画美術記念館「草文」との協賛で,「黎光画伯を偲ぶ展」の開催となりました。

ご来館の皆さま,どうぞ入来町の天才画家 黎光 に思いを馳せ偲び,心酔のひと時をお愉しみください。


日本画美術記念館 文花の苑 「草文」

開催日時 平成22年9月4日(土)〜11月7日(日)10時〜15時30分

入館料 大人500円,小中学生300円(祝祭日,土日無料)

電話/FAX 0995-68-0077

住所 姶良市北山3770-22


posted by 「草文」館長 at 23:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作品紹介

特別展「歴代の銘茶具展」

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1948年,39歳で他界した作家太宰治は,「文化」というこの2文字を見ただけで,「ゾーッとする」と述べている。

太宰は,”ぶんか”とは,「文花」だと語気を強め,音楽,ダンス,生け花,お茶,農林業,ペン習字・・・などこれらすべて学問(文)の花びらの1枚1枚だと・・・。

   文花の苑

   日本画美術記念館「草文」

平成22年3月23日,新市「姶良市」は誕生しました。加治木・姶良そして蒲生の3町の合併を祝し,特別展を開催します。

  特別展「歴代の銘茶具展」

全作品百余点,以下主な7点を紹介します。

1. 京都伏見の桃山窯より
  仁阿弥道入作の水指し。「ノンコウ・ドウニュウ」

2.清泉焼き抹茶碗

3.古天明釜(命・猫)
  遠山・弾き肌に甑口の紋様。

4.紀元二千六百元旦記念
  輪島塗のお盆・杯台・湯呑みに千代香。

5.青木木米(八十八・佐兵衛・聾米とも称す)作湯呑み。1833年67卆。

6.会寧(かいね)焼き急須。

7.古唐津水指し。

この記念すべき展示会を是非ご鑑賞下さい。
posted by 「草文」館長 at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 作品紹介